【Google広告】広告費が午前中に使い切られる理由|配信ペースの偏りを直す方法
朝、張り切り過ぎてしまう人、いますよね。
あと、宴会の乾杯直後から全開で飲んで、二次会に着く頃には静かに眠っている人。
実は、広告アカウントにも、これと同じタイプがいます。
朝からフルスロットルで予算を使い切って、夕方には静かに眠っている広告です。
本人(広告)はいたって真面目に働いているつもりなので、これがまったく悪気なく起きるんです。

レポート上は「順調」に見えてしまう
1日の予算が、午前中だけで使い切られている。
これ、意外と気づきにくい落とし穴です。
なぜなら、「予算をちゃんと使えている」ように見えてしまうからです。
消化率100%。表示回数もクリックも、それなりに出ている。
一見、なにも問題なさそうに見えます。
でも、時間帯別のレポートを見てみると、夕方以降、広告がほとんど表示されていないことに気づいたんです。
そして厄介なことに、その夕方から夜にかけての時間帯こそ、コンバージョン率がいちばん高い時間帯だったりします。
いちばん打席に立たせたい4番バッターを、試合が本格化する前にベンチに下げてしまっているようなものでした。
なぜ、朝だけ張り切ってしまうのか
原因は、だいたいシンプルです。
Google広告の入札の仕組みは、基本的に「今、目の前にある良さそうな機会」に反応します。
朝の時間帯にたまたま検索ボリュームが多かったり、競合の入札が弱かったりすると、そこでどんどん配信されて、予算を使ってしまうんです。
悪いことをしているつもりは、まったくありません。
ただ、「1日全体で、いちばん良い成果を出す」という視点は、意外と持ち合わせていないんです。
目の前のチャンスに素直すぎる、と言ってもいいかもしれません。
それに加えて、日予算の設定自体が低すぎる場合も、同じ現象が起きやすくなります。
少ない予算で朝から気合いを入れて配信すると、当然、夕方まで体力が持ちません。
ペース配分を、こちらで決めてあげる
やったことは、次の3つです。
時間帯別のレポートを、まず疑う。消化率だけでなく、「いつ配信が止まっているか」を時間軸で確認しました。ここを見ないと、そもそも問題に気づけません。
反応の良い時間帯を洗い出す。コンバージョン率やCPAを時間帯別に並べて、”本当に頑張ってほしい時間”を特定しました。だいたいの場合、それは仕事終わりや夜の時間帯でした。
予算そのものを見直す。広告表示スケジュールで無理やり時間を絞るより先に、まずは日予算が適正かを確認しました。予算が足りていなければ、時間帯を制御しても根本的な解決にはならないからです。予算に余裕を持たせたうえで、それでも偏りが残る場合だけ、入札戦略や広告表示スケジュールの調整を検討しました。
夜型に、体質を変えた話
ある不動産系のアカウントで、まさにこの状態が起きていました。
問い合わせが集中するのは、仕事終わりの19時から22時ごろ。
でも、広告費はお昼過ぎまでに、ほぼ使い切られていました。
いちばん物件を探したくなる時間に、広告だけが先に力尽きていたんです。
これはもったいない、と日予算を見直して引き上げました。
それだけで、夜の時間帯にもちゃんと配信が残るようになったんです。
結果として、広告費は増えましたが、それ以上に問い合わせ数が伸びて、CPAはむしろ改善しました。
大事な試合終盤に、いちばんいい選手をピッチに残しておく。
言われてみれば当たり前のことなんですが、消化率という数字だけを見ていると、案外気づけないんです。
「予算はちゃんと使い切れているのに、成果が伸びない」
そんなときは、”いつ”広告が止まっているか、一度時間帯別に覗いてみてください。
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