【Google広告】除外キーワードを入れすぎてはいけない理由|成果が伸びなくなる意外な落とし穴
無駄を減らしたい。
広告運用をしていると、自然とそう思うようになります。
関係のない検索。成果につながらないクリック。できるだけ減らしたい。できるならゼロにしたい。
その気持ちは、よく分かります。私も同じでした。
検索語句レポートを見て、除外キーワードを追加する。また見て、また除外する。そうやって整えているうちに、気づいたことがありました。
クリックは減った。無駄も減った。でも、成果は増えていない。むしろ、前より配信が動かなくなっていたんです。
除外キーワードは、広告運用に欠かせない機能です。ただ、それが増えすぎると、広告は少しずつ身動きが取りづらくなる。今回は、そのことについて整理しておきます。
削ることと、増やすことは、同じではありません
除外キーワードを追加し続けると、こんな状態になります。
CPAは少し改善した。無駄な検索も減った。でも、コンバージョン数は増えない。
一見すると、悪くありません。むしろ改善しているようにも見えます。
でも、少しずつ広告の動きが小さくなっている。以前なら拾えていた検索まで、止めてしまっている可能性があるんです。
理由は単純でした。無駄な検索の方が、目につきやすいんです。成果につながった検索よりも、「これは違うな」という検索語句の方が、記憶に残る。
すると、いつの間にか「改善=除外」になっていく。もちろん除外は必要です。でも、それだけでは、広告は育ちません。

入れすぎると、静かに起きること
Google広告は、検索意図の近い言葉にも配信を広げながら学習しています。その広がりを過剰に止めると、新しい検索との接点が減る。成果につながったかもしれない検索まで、失うことがあるんです。
配信量が減れば、クリックも減ります。クリックが減れば、改善の材料も減る。広告運用は、集まったデータで育っていくものだからです。
それに、ユーザーの検索行動は変わります。昨日まで成果が出なかった検索が、今日も出ないとは限らない。除外を固定したままにしていると、その変化を拾えなくなってしまいます。
除外していいもの、保留していいもの
ここを分けて考えることが、大切だと思います。
関連性がない。今後もターゲットにしない。明らかに意図が違う。こうした検索は、迷わず除外していいものです。
一方で、少しズレている。成果は出ていないが関連性はある。将来的なニーズになりそう。こうした検索は、すぐに除外しない方が安全です。
一度、様子を見る。その余白が、後で成果につながることがあります。
残すことの方が、効くこともある
あるアカウントで、CPAは良好でした。でも、問い合わせ数が増えない。検索語句を見てみると、除外キーワードがかなり細かく設定されていました。
無駄は少ない。でも、その分だけ広がりもなかったんです。
そこで、いくつかの除外を解除しました。同時に、成果につながりそうな検索を、キーワードとして追加しました。
結果として、CPAは大きく変わらないまま、問い合わせ数が増加しました。削ることよりも、残すことの方が効いた事例でした。
除外キーワードは、なんとなく気になるから追加するものではありません。まず「なぜ除外するのか」を言葉にする。そして、半年以上見直していないものがあれば、一度確認してみる価値があります。
広告運用は、雑草を抜くだけの作業ではないんです。残したものを育てることも、同じくらい大切だと思います。
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