【ターゲット設計】誰に向けているのか曖昧なまま進めていたときの話
ターゲットは決めていました。
中小企業。地域の会社。集客に困っているところ。
どれも間違っていないし、それなりに具体的に考えていたつもりでした。
でも、あとから振り返ると、どこか輪郭がぼやけていました。
※ターゲット例は、この記事のためのサンプルです
「誰でもいい」が、混ざっていました
広告も出していましたし、ページもそのターゲットに向けて作っていました。
ただ、反応はあまり強くなかったのです。
まったく来ないわけではないけれど、安定して増えていく感じでもない。少しずつ手応えがあるようで、でもはっきりしない。
あとから気づいたのがこれでした。
ターゲットを決めているつもりで、どこかに「誰でもいい」が残っていた、ということです。
幅広く拾いたい。機会は逃したくない。そういう意識が残っていて、結果的にどこにも強く向けられていませんでした。
ページや広告の言葉も、そうでした。「集客でお困りの方へ」「Web活用をご検討中の方へ」。間違いではないですが、少し広い。読む人によって意味の取り方が変わる言葉でした。
サービスの内容自体は変えていません。提供できる価値も、変わっていない。でも、届き方だけが弱かったのです。

一度、「誰か一人」に戻してみました
ここで一度、考え方を変えました。
広く考えるのをやめて、「この人ならどうか」という視点にしたのです。
社内にマーケ担当がいない。広告を出しているけど成果が出ていない。サイトはあるけど問い合わせが少ない。そういう状況の会社。
少し具体的にすると、自然と使う言葉も変わりました。
以前は「Web制作と広告運用で集客を支援します」。見直し後は「広告を出しているのに問い合わせが増えない状態を、ページと設計から見直します」。内容は近いですが、受け取られ方は大きく変わりました。
少し不安もありました。「この書き方だと、対象が狭くなるのではないか」と。実際、当てはまらない人もいます。でも、合う人には、より強く届くわけです。
数字の変化と、印象に残っていること
変化は大きくはありませんでしたが、はっきりと出ました。
クリック数はやや減少。CV率は2%前後から3.2%へ。問い合わせ数は微増し、内容が具体的になりました。量ではなく、質が変わった印象でした。
「広げる」より「絞る」方が難しいということでした。
広く書く方が安心で、誰も間違っていないように見える。でも、それだとどこかで止まる。薄い霧の中に向かって声をかけているような、そういう感じでした。
まとめ
今回やったことは、新しい施策ではありませんでした。
広げていたものを絞る。言葉を少し具体にする。それだけです。
ターゲットは決めているつもりでも、どこかに余白が残っていることがあります。その余白があると、言葉も、導線も、少しずつ弱くなる。うまくいかないときは、施策の前に「誰に向けているか」をもう一度だけ見直すと、意外とそこに原因があることが多いです。
もし似た状態なら、一度だけでもいいので、言葉をそのまま読んでみてください。これは誰のことか。その人は「自分のこと」と思えるか。行動する理由があるか。少しでも曖昧な部分があると、そのまま止まってしまうことがあります。
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