【GTM導入】Googleタグマネージャーを入れてから、タグ管理がやっと整理された話
「このタグ、まだ生きてるんですかね」と聞かれて、うっ、と言葉に詰まり答えられませんでした。
で、HTMLのソースを開くと、タグがずらりと並んでいました。
GA4のタグ。Google広告のコンバージョンタグ。以前使っていたヒートマップツールのタグ。どこかの時点で入れたけど、今も動いているのかよくわからないタグ。
タグの墓場、という言葉があります。使われなくなったのに誰も消せないタグが積み重なっている状態のことです。墓場という言葉を使うには少し大げさかもしれませんが、実態はそれに近かったです。
誰が入れたかもわからない。何のためのタグかもわからない。でも、怖くて消せない。そういうタグが、HTMLの中に住み着いていたのです。

タグが増えるほど、管理が崩壊していきました
タグをHTMLに直接貼る方法は、最初のうちは問題ありません。
でも、タグが増えてくると困りごとが出てきます。
まず、「どのページに何のタグが入っているか」が把握できなくなります。新しいページを作るたびに、必要なタグを手作業でコピーして貼る。貼り忘れると計測が欠ける。かといって、全ページを確認するのは手間がかかる。
次に、タグを修正するたびに、エンジニア、コーダーへの依頼が必要になります。「広告のコンバージョンタグを更新したい」という話が、作業依頼→確認→修正→確認、というフローになる。小さな変更のたびに、この手間がかかる。
そして何より、計測が正しくできているのかが、常に不安です。貼ったつもりのタグが実は動いていない、ということが普通に起きます。タグが正しく動いているかを確認する手段も、HTMLを直接見るしかなく、これがまた時間がかかる。
こういう状態を、長いあいだ「仕方ない」と思っていました。仕方なくはなかったのですが。
GTMを入れてから、変わったこと
Googleタグマネージャー(GTM)は、一言で言うと「タグをまとめて管理する入れ物」です。
GTM自体のコードをHTMLに一度だけ貼ります。そのあとは、GTMの管理画面から、どんなタグでも追加・修正・削除ができるようになります。HTMLを触らずに、です。
導入してから、まず変わったのは「タグの追加・修正がHTMLを触らずにできる」ことでした。
新しい広告を始めるとき、コンバージョンタグを追加するとき、管理画面で設定して公開するだけです。エンジニアへの依頼が不要になりました。スピードが全然違います。
次に変わったのは、「今どんなタグが動いているかが一覧で見える」ことでした。タグの墓場が整理されて、生きているタグと不要なタグが区別できるようになりました。不要なタグを削除したことで、ページの読み込み速度も少し改善しました。
そして、「タグが正しく動いているかを確認する機能」がついています。プレビューモードというもので、実際のページ上でタグが発火しているかどうかをリアルタイムで確認できます。「このタグ、本当に動いてる?」という不安から解放されました。
導入するときに決めておくといいこと
GTMを入れる前に、少し整理しておくと後がラクになります。
まず、今HTMLに入っているタグを棚卸しします。何のタグが、どのページに入っているか。まだ使っているか、使っていないか。これを一覧にしてからGTMに移行すると、タグの墓場を引き継がずに済みます。
場合によっては、この棚卸しが本当にたいへん。でも、ちゃんとやっておかなくてはならないのです。
次に、タグの命名ルールを決めます。GTMの中でタグが増えてくると、名前が適当だと結局また混乱します。「GA4 – ページビュー」「Google広告 – 問い合わせCV」のように、ツール名と用途がわかる名前にしておくだけで、あとの管理が全然違います。
そして、変更は必ずプレビューで確認してから公開する。GTMは管理画面で設定しても、「公開」するまで本番には反映されません。公開前にプレビューモードで動作確認する習慣をつけると、計測の事故が減ります。
まとめ
Googleタグマネージャーは、導入のハードルが低い割に、効果が大きいツールです。
HTMLに直接タグを貼り続けている状態なら、一度導入を検討してみてください。「タグを追加するたびにエンジニアに頼む」「どのタグが動いているかわからない」という状態から抜け出せます。
計測の精度が上がると、判断の精度も上がります。タグ管理の整理は、地味に見えて、マーケティング全体の土台になる作業です。
タグの墓場を、そのままにしておく理由はないはずです。
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