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【分析・可視化】前月比と前年同月比、どっちで見るか毎回ちょっと迷う

【分析・可視化】前月比と前年同月比、どっちで見るか毎回ちょっと迷う

月次レポートを作っていて、手が止まるところ

月次レポートを作っていると、毎回ちょっと手が止まるところがあります。

今月の数字を、何と比べるか、です。

先月と比べるのか、去年の同じ月と比べるのか。

どっちも載せればいいじゃないか、と言われればそのとおりなんですが、レポートの冒頭に置く「ひとこと」は一つしか書けません。

そのひとことが先月比で始まるか、前年比で始まるかで、読む人の受け取り方はけっこう変わってしまいます。

なので、自分の中の目安を書き出してみることにしました。

前月比が向いているとき

前月比は、こちらの運用の手応えを見たいときに使いやすい比べ方です。

先月に入札を変えた、広告文を差し替えた、といった動きがあったなら、その結果は直近の数字にいちばん素直に出てきます。

ただ、前月比には弱点があります。

季節の波をそのまま拾ってしまうことです。

たとえば8月は、お盆休みで問い合わせがぐっと減る業種があります。9月は反対に、動き出す業種もあります。

9月の数字が先月より良く見えても、運用が良くなったのか、ただ夏休みが明けただけなのか、前月比だけでは区別がつきません。

前年同月比が向いているとき

前年同月比は、季節の影響をだいたい同じ条件にそろえて比べられるのが良いところです。

お盆の月はお盆の月と、年度末は年度末と比べられます。

季節性の強い業種、住宅や学校、観光のようなところでは、こちらを軸にしたほうが話が通りやすいと感じています。

一方で、去年とは前提が違うことも多いんですよね。

広告費の規模が変わっていた、キャンペーンの構成を作り直した、計測の設定を触った。そういうことが一つでもあると、去年の数字はもう同じ土俵に乗っていません。

去年の数字をそのまま信じて比べると、わりと平気で見当違いな結論に着地します。

私の使い分けの目安

状況軸にするものひとこと
先月に施策を動かした前月比動かした直後の変化を見たい
季節の波が大きい業種前年同月比季節をそろえて比べたい
去年から構成や予算が大きく変わった前月比+直近数か月の推移去年の数字は参考程度にとどめる
運用を始めて1年未満前月比そもそも去年がない

表にしてみて気づいたんですが、結局は「何が変わったか」を先に確認するのが一番大事みたいです。

施策を動かしたのか、季節が動いたのか、前提が変わったのか。そこを整理してから比べる相手を決めると、あまり迷わなくなりました。

迷ったときは、並べて置いておく

それでも決めきれない月は、正直あります。

そういうときは、前月比と前年同月比を表の中に並べて載せておきます。

どちらか片方だけで「良くなりました」と書くより、二つ並べて「前月よりは増えて、去年と比べるとまだ少し届いていません」と書いたほうが、読む側もこちらも納得しやすいです。

歯切れは少し悪くなりますが、そのほうが実態には近いので、私はそれでいいかなと思っています。

「分かりやすさ」には、いい面ももちろんありますが、罪も大きかったりします。


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