【クリエイティブ】かっこいい言葉を使うほど、反応が下がっていったという話
「これは刺さるはずだ」と思って作った広告文
クリエイティブを一新するタイミングがありました。
せっかくなので、少し気合いを入れて言葉を選んだんです。
「最適化」「ソリューション」「◯◯を実現」みたいな、それっぽい言葉を並べました。
自分の中では、けっこう良い出来だと思っていました。
意味も内容も、間違ったことは言っていない。
でも、配信を始めてみると、クリック率がじわじわ落ちていきました。
最初は「ターゲットがずれているのかな」と思っていたんです。
でも本当の原因は、もっと手前にありました。

言葉が、自分に向いていました
過去の配信文と見比べてみて、気づいたことがありました。
今回の広告文は、お客さんに向けてではなく、業界の人に向けて書かれていたんです。
「最適化」も「ソリューション」も、こちら側では日常的に使う言葉です。
でも、広告を見る人にとっては、そうじゃない。
知らない人に、知らない言葉で話しかけていたようなものでした。
飲み会で急に専門用語だけで話し始める人、たまにいますよね。
悪気はないんです。ただ、場がすっと冷える。
自分の広告文が、まさにそれをやっていたんだと思います。
「それっぽさ」は、信頼と別のものでした
ここで一つ、勘違いに気づきました。
専門的な言葉を使うと、なんとなくちゃんとしている感じが出ます。
でもそれは、こちらが勝手にそう感じているだけでした。
見る側からすると、意味がわからない言葉が並んでいるだけだったんです。
わからないものを、人はクリックしません。
これは当たり前のことなんですが、作っている側になると、なぜか忘れてしまうんですよね。
試した改善
専門用語をいったん全部、日常の言葉に置き換えました。 「最適化」は「ムダをなくす」に、「ソリューション」は「困りごとの解決」というように、素朴な言い方に直したんです。
「小学生に説明するなら」を基準にして、文章を読み返しました。 難しい言葉を使わずに説明できないものは、そもそも自分がちゃんと理解できていない証拠だと気づけたんです。
身近な誰かをイメージしながら書くようにしました。 「お客さん一般」に書くのではなく、実在する一人の顔を思い浮かべると、自然と言葉が柔らかくなりました。
結果と、そこから学んだこと
言葉を置き換えてから、クリック率は元の水準以上まで戻りました。
正直、少し悔しかったです。
気合いを入れて作った文章より、力を抜いて作った文章のほうが伝わった。
この経験から学んだのは、広告文における「かっこよさ」と「伝わりやすさ」は、別の軸にあるということでした。
かっこよく見せたい気持ちは、正直よくわかります。
でも見る人が知りたいのは、こちらの語彙力ではなく、自分の困りごとが解決するかどうか、それだけなんですよね。
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