【ターゲット設計】同じ「困っている人」でも、少し違っていた話
誰に向けているのかは、前の段階で整理していました。
問い合わせが少ない企業。広告を出しているけど成果が出ていない会社。そこまでは、ある程度はっきりしている。それでも、少しずつズレる場面がありました。
同じ「困っている」でも、必要なものは違いました
問い合わせの内容を見ていると、似たような悩みでも、少しずつ違いがありました。
まだ何もやっていない状態で困っている人。すでに広告を出していて改善したい人。社内で試しているがうまくいかない人。どれも「困っている」という点では同じです。でも、必要としているものは違う。
ページや広告では、これらを一つにまとめていました。「集客に困っている企業へ」。間違いではないのですが、広すぎる分、それぞれに対して少しずつ弱くなる。こちらは「改善」の話をしているつもりでも、相手は「これから始めたい」という状態だったりする。どちらも噛み合っていないわけではないのですが、少しずつズレるのです。

一度、状態で分けて考えてみました
ここで、「一つのターゲット」として考えるのをやめました。
同じ属性の中でも、状態ごとに分けてみる。これから始める人。すでにやっている人。改善の段階にいる人。それぞれで見てみると、言葉も、必要な情報も変わってきます。
例えばこうです。これまでは「Web施策の改善で問い合わせを増やします」。分けたあとは「すでに広告を出しているのに成果が出ていない状態を見直します」。少し具体的になるだけで、該当する人には届きやすくなります。
すべてを切り捨てるわけではありません。ただ、ページや記事の中で「どの状態に向けた話か」をはっきりさせる。それだけで、伝わり方は変わりました。
数字の変化と、印象に残っていること
大きく増えたわけではありません。セッション数はほぼ横ばい、CV率は3.1%から3.6%へ。数としてよりも、話が噛み合いやすくなりました。
「ターゲットは一つではなく、状態で分かれる」という感覚でした。同じ業種や規模でも、見ている景色が違う。そこをまとめてしまうと、どこかで少しだけズレる。霧の中で声をかけているような、そういう感じです。
この状態、気づきにくいですが結構あります。ターゲットは決めている。でもざっくりしている。話は通じるが深く刺さらない。もし反応がもう一歩広がらないときは、少しだけ分けて考えてみると変わります。その人は今どの段階にいるか。何に困っているのか。何から始めたいのか。そこが揃うと、言葉も自然に変わります。
まとめ
今回やったことは、ターゲットを増やすことではありませんでした。「一つのターゲット」を、状態で分けただけでした。それだけで、伝わり方と、その後の流れが少し変わります。
マーケティングではよく、ターゲットを細かくするほど良いと言われます。ただ、細かくするというよりも、「その人が今どこにいるか」を考える方が、実際には使いやすいこともあります。ほんの少しの違いですが、そこを分けるだけで、流れが止まりにくくなることがあります。
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