【広告運用】成果が出なかった原因は、広告の外にあった話
最初は、広告のせいだと思っていました。
クリック率。キーワード。入札の調整。
レポートを開くたびに、少しずつ手を入れ続けていました。数字も、少しだけ動く。だから、やっていることは間違っていないはずだと思っていました。
でも、成果はちっとも増えなかったのです。
いつも広告の中だけを見ていました
振り返ってみると、改善していたのは広告の内側ばかりでした。
配信の設定。広告の文章。ターゲティングの調整。どれも大切なものです。
ただ、問い合わせをしようとしている人は、広告だけを見て判断しているわけではありません。広告を目にして、ページに移動して、内容を読んで、それからようやく判断する。
ドアを開けるだけでは、家の中には入れないのと同じでした。入口を磨いていたのに、その先のことを、誰も考えていなかったのです。
クリックの先で、別の話をしていました
あるとき、広告の文章とランディングページを並べて見てみました。
広告では、「問い合わせが少ない」という悩みを入口にしていました。ところがページを開くと、会社の紹介が最初に来ていたのです。
どちらも、間違ってはいません。でも、話の続きにはなっていませんでした。映画の予告編を見て映画館に入ったら、まったく別の作品が始まったような、そんな感じです。

良い広告と、成果が出る広告は少し違います
広告単体の反応は、悪くありませんでした。クリック率も、それなりに出ていました。
ただ、クリックされたあとの「続き」を、用意できていなかったのです。
広告は入口です。どれほど立派な入口を作っても、その先の道がつながっていなければ、人はそこで引き返してしまいます。
バナーも、同じ状態でした
広告バナーも見直してみました。デザインは整っています。情報も載っています。
それでも、ページに移動したあとに、どこかが違う気がしました。
あとから思うと、広告とページが別々の意図で作られているような印象でした。同じ会社の話をしているのに、声の調子が違う。そんな感じです。
改善したのは、広告そのものではありませんでした
結局、一番変わったのは広告の設定でも文章でもありませんでした。
広告で伝えること。バナーで見せること。ページで説明すること。この三つを、同じ方向に揃えたのです。
それだけでした。
成果は、あとからついてきました
調整後、クリック率は大きく変わりませんでした。
でも、問い合わせは増え始めたのです。以前より自然に、広告を見た人がページを最後まで読むようになりました。途中で迷わなくなったからだと思います。
印象に残っていること
このとき感じたのは、広告の成果は広告だけでは決まらない、ということでした。
広告を丁寧に運用していても、ページが別の話をしていれば、どこかで止まります。逆に、同じ方向を向いていると、数字以上に流れが変わることがあります。水が低いところへ流れるように、人の動きも、道が整うと自然についてくるのです。
よくある状態だと思います
広告会社は広告だけを。制作会社はサイトだけを。そういう体制になっているケースは少なくありません。
それぞれが頑張っているのに、全体として成果につながらない。原因は能力ではなく、つながっていないことにあったりします。
まとめ
広告の成果が伸びないとき、原因は広告の中だけにあるとは限りません。
広告、バナー、LP、Webサイト。それぞれが別々に動いていると、最後で少しずつズレていきます。そのズレを見直す方が、新しい施策を増やすより効果的なことがあります。
最後に
改善というと、設定や予算の調整を思い浮かべることが多いと思います。
でも実際には、「何を伝えているか」を揃えることの方が、ずっと大きかったりします。成果が止まっているときは、広告の外側まで目を向けてみると、原因が見つかることがあります。
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