【LP改善】問い合わせが来ないのは、入口の話ではなかった
問い合わせが増えない。
そう感じたとき、最初に疑ったのはアクセスでした。
人が来ていないから、問い合わせも来ない。そう思うのは自然なことでした。だから、広告を見直して、SEOを整えて、SNSも動かして。とにかく、もっと多くの人にページに来てもらおうとしていました。
数字は、少しずつ動きました。
アクセスが増えていく。それは確かです。でも、問い合わせは増えなかったのです。
入口ばかり、見ていました
しばらくのあいだ、入口のことだけを考えていました。
どのキーワードで来ているか。どの広告のクリック率が高いか。どの流入経路が多いか。
毎週レポートを眺めながら、入口を少しずつ磨いていました。
でも、ある日気づいたのです。
人は来ている。ページも読まれている。なのに、問い合わせのところで止まっている、と。
入口を磨いても、出口が詰まっていたら、水は流れません。ホースの先をふさいだまま、蛇口だけを大きく開けていたようなものでした。

出口に、問題がありました
問い合わせボタンは、ありました。
ページの一番下に、しっかりと置いてありました。
でも、改めて見てみると、気になることがいくつかありました。
ボタンにたどり着くまでが長い。問い合わせフォームの項目が多い。「送信する」を押したあと、何が起きるのかが書いていない。
読んでいる人の立場に立つと、少し怖い気がしました。
ボタンを押したら、すぐ電話がかかってくるのだろうか。しつこく営業されるのだろうか。そういう不安が、押す手を止めるのです。
問い合わせフォームも、見直しました。名前、会社名、電話番号、メールアドレス、問い合わせ内容、予算感、時期、どこで知ったか。項目を数えると、八つもありました。
これは多い、と思いました。初めて連絡する相手に、こんなに多くのことを書くのは、思ったより重たいことです。
少しだけ、変えてみました
大きく作り直したわけではありません。
出口の部分だけを、少しずつ整えていきました。
まず、ボタンの位置を増やしました。ページの途中にも、自然な流れで置くようにしました。最後まで読み終わってからではなく、気持ちが動いたタイミングで押せるように。
ボタンの文言も変えました。「お問い合わせはこちら」から、「まずは相談してみる」へ。「申し込む」より「相談する」の方が、一歩が軽くなります。
フォームの項目は、三つに絞りました。名前、メールアドレス、相談内容。それだけにしました。詳しい話は、やり取りの中で聞けばいい。最初のハードルを、できるだけ低くしたかったのです。
それから、ボタンの近くに一行だけ添えました。「お送りいただいた後、2営業日以内にご連絡します」と。これだけで、押したあとの不安が少し和らぐ気がしました。
数字の変化と、印象に残っていること
アクセス数は、ほとんど変わりませんでした。
入口の施策は、何もしていなかったからです。
でも、CV率は変わりました。それまで1%台だったものが、2.8%まで上がりました。問い合わせの数も、月に2〜3件だったものが、7件前後に増えました。
入口は何も変えていないのに、出口を整えただけで、結果が変わったのです。
印象に残っているのは、「来てくれた人を、ちゃんと迎えられていなかった」ということでした。
せっかくページまで来てくれているのに、最後のところで止まらせてしまっていた。入口を磨くことばかり考えていて、来てくれた人のことを、あまり考えていなかったのです。
まとめ
中小企業のホームページで問い合わせを増やしたいとき、広告やSEOで集客を増やすことばかり考えてしまいがちです。
でも、出口が整っていなければ、入口をどれだけ広げても、そこで止まります。
まずは、今来てくれている人が、なぜ問い合わせないのかを考えてみてください。フォームの項目は多すぎないか。ボタンを押したあとのことが、ちゃんと書いてあるか。気持ちが動いたタイミングで、ボタンにたどり着けるか。
新しい人を呼ぶより先に、来てくれている人に応えることの方が、近道だったりします。
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