【LP改善】LPを全部作り直す前に、一行だけ変えてみた話
「このLP、なんとかしなきゃな」と思っていました。
思っていたのですが、お金がない。時間もない。担当者もいない。
ないないづくしの中で、「全部作り直す」という選択肢だけが、遠くの方でキラキラしていました。手が届きそうで、届かない。宝くじみたいなものです。当たればいいけど、それを待っていたらいつまでたっても変わらない。
そこで、方針を変えることにしました。
「全部直す」のをやめて、「一番効くところだけ直す」に切り替えたのです。

「どこで止まっているか」を先に見ました
やみくもに直し始める前に、まずGA4でページの動きを確認しました。
見てみると、ページ自体はそれなりに見られています。滞在時間も、極端に短いわけではない。
でも、スクロールがほとんど発生していないことがわかりました。
つまり、ファーストビューで止まっている。
ページを開いて、最初に見える部分だけを見て、そのまま閉じている人が多かったのです。下まで読まれていないのに、下を直しても意味がない。家の奥の部屋を掃除する前に、玄関をなんとかしなさい、という話でした。
改めてファーストビューを見てみると、こう書いてありました。
「Webマーケティングで、貴社のビジネスを加速します。」
……悪くはないのですが、誰の話なのかがわからない。「貴社」と書かれても、自分のことだと思いにくいのです。読んだ人が「あ、私のことだ」と感じるより先に、「よくある文章だな」と感じて閉じてしまう。
※例は、記事のためのサンプルです
一行だけ、書き換えました
変えたのは、ファーストビューのキャッチコピー一行だけです。
デザインは触っていません。構成も変えていない。写真もそのままです。
変えたのは、この一行だけでした。
変更前:「Webマーケティングで、貴社のビジネスを加速します。」
変更後:「広告を出しているのに、問い合わせが増えない会社のためのWeb支援です。」
長い。ちょっと長いな、と思いました。でも、「自分のことだ」と感じてもらえる方が、短くてきれいな文章より大事だと判断しました。
読んだ瞬間に「あ、これうちのことだ」と思ってもらえれば、続きを読んでくれる。続きを読んでくれれば、問い合わせにつながる確率が上がる。
キャッチコピーは、全員を振り向かせなくていい。該当する人だけが、はっと顔を上げてくれればいいのです。
数字の変化と、印象に残っていること
一行を変えてから、二週間ほどで変化が出始めました。
スクロール率が上がり、ページの下の方まで読まれるようになりました。それに伴って、CV率も1.3%から2.7%へ。問い合わせの件数も、じわじわと増え始めました。
デザインも、構成も、何も変えていません。一行だけ変えた結果でした。
印象に残っているのは、「全部直さなくていい」という発見でした。
LPを全部作り直すとなると、数十万円かかることも珍しくない。でも、どこで止まっているかを先に見て、そこだけ手を入れる。それだけで動くことがあります。
問題は「全体」ではなく、「どこか一点」にあることが多いのです。その一点を見つけるのが先で、直すのはそのあとでいい。
まとめ
LPを改善しようとするとき、「全部作り直す」か「何もしない」かの二択になってしまうことがあります。
でも、その間に「一行だけ変える」という選択肢があります。
まずGA4でスクロール率を確認してみてください。どこで止まっているかがわかると、どこを直せばいいかも見えてきます。
ファーストビューで止まっているなら、キャッチコピーを一行だけ書き換えてみる。「誰の、どんな状況の話か」が伝わる言葉に変えるだけで、続きを読んでもらえる確率は変わります。
宝くじを待たなくても、手元にできることは、意外とあるものです。
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