マーケティング施策と
改善の記録

ちゃんとやっているのに、どこかずれてる。
その理由を見つめ直してみた。

【費用対効果】「費用対効果」という言葉を、ちゃんと定義していなかった話

【費用対効果】「費用対効果」という言葉を、ちゃんと定義していなかった話

「この広告、費用対効果が悪いんですよね」と言ったとき、隣にいた人から「何と比べて悪いんですか?」と聞かれました。

答えられなかったのです。

なんとなく悪い気がする。先月より数字が下がった気がする。他の施策の方が良さそうな気がする。

全部「気がする」でした。

「費用対効果」という言葉は、便利です。何かを否定するときにも、何かを肯定するときにも使える。でも便利すぎて、中身を問われると急に弱くなる。万能に見えて、実は空っぽだったりする言葉のひとつでした。まあ、そういう言葉は世の中に意外と多いのですが。

「効果」を、定義していませんでした

問題は、「費用対効果」の「効果」が、人によってバラバラだったことでした。

ある人にとっての効果はクリック数。別の人にとっては問い合わせ件数。また別の人にとっては売上。同じ広告の話をしているのに、見ている数字が違う。

「効果」が定義されていないまま「費用対効果」を議論しても、それは言葉のキャッチボールではなく、言葉のすれ違いです。

さらに困ったのは、比較対象もなかったことです。

「悪い」というからには、何かと比べているはずです。でも、何と比べているのか。先月と比べているのか。業界平均と比べているのか。目標値と比べているのか。そこが曖昧なまま「悪い」と言っていました。

目標がなければ、達成したかどうかもわからない。ゴールのないマラソンを走りながら、「まだ着かない」と言っているようなものでした。

「効果」を定義してから、判断が変わりました

まず、チーム内で「効果とは何か」を言語化することから始めました。

議論した結果、私たちの場合の「効果」はこう決まりました。

最終KPI:問い合わせ件数と、そこからの受注件数。

中間KPI:CV率(問い合わせ転換率)とCPA(問い合わせ1件あたりのコスト)。

クリック数やCPCは、参考として見るけれど、「効果」とは呼ばない。そう決めました。

次に、目標値を設定しました。

CPAの目標を「1件あたり15,000円以内」と決めたのです。根拠は、受注単価と受注率から逆算しました。1件問い合わせが来たとき、平均でどのくらいの確率で受注になるか。受注したとき、平均でいくらの売上になるか。そこから、問い合わせ1件に使える上限コストを計算しました。

これで、ようやく「費用対効果が良いか悪いか」を、感覚ではなく数字で判断できるようになりました。

CPAが15,000円を下回っていれば「良い」。上回っていれば「見直す」。シンプルですが、基準があるだけで、会議の質がまったく変わります。「なんとなく悪い気がする」ではなく、「CPAが18,000円なので目標を3,000円オーバーしている。CV率を改善するか、クリック単価を下げるか」という話ができるようになりました。

数字の変化と、印象に残っていること

定義を決めてから、大きく変わったのは数字よりも「判断のスピード」でした。

以前は、広告を続けるか止めるかの判断に時間がかかっていました。なんとなく続けてしまう。なんとなく止められない。でも、CPAという基準ができてからは、判断が早くなりました。

結果として、無駄なコストをかけ続ける期間が短くなり、効いている施策にリソースを集中できるようになりました。半年後には、同じ広告予算で問い合わせ件数が1.6倍になっていました。

印象に残っているのは、「定義するだけで、こんなに変わるのか」という驚きでした。

施策を変えたわけではない。ただ、「何をもって効果とするか」を決めただけです。それだけで、見える景色が変わりました。

まとめ

「費用対効果が悪い」と感じているなら、まず確認してほしいことがあります。

「効果」を定義しているか。そして、何と比べているか。

この二つが決まっていなければ、良いも悪いも判断できません。判断できないまま「なんとなく悪い気がする」を続けていると、止めるべき施策を続けてしまったり、続けるべき施策を止めてしまったりします。

まずは、自分たちにとっての「効果」を一言で定義してみてください。問い合わせ件数なのか、CPAなのか、受注件数なのか。

言葉を定義することは、地味な作業です。でも、その地味さが判断の土台になります。「費用対効果」という言葉を、ちゃんと使える言葉にするところから始めてみてください。

お気軽にご相談ください

Web活用・マーケティングに関するご相談・お問い合わせはこちらから


もっとお気軽に、
LINEでのお気軽なお問い合わせも受付中です(期間限定)。
以下のボタン / QRコードから
公式アカウントを友だち追加できます。

友だち追加

Contact&
Getstarted! お問い合わせ

かみなり様 イラスト
  • General
    無料相談・お見積り依頼

    課題に合わせた最適なプランをご提案します。
    些細なことでも、まずはお気軽にお声がけください。

    お問い合わせフォームへ
    雲イラスト
  • Call
    電話

    025-281-1116

    メールでは伝えにくい、込み入ったご相談や
    お急ぎの案件も承ります。
    担当者が状況をお伺いし、今後の進め方を
    ご案内します。

  • 資料ダウンロード

    サービス概要や会社案内をはじめ、
    広告や制作、デザインのお役立ち資料を無料で
    ダウンロードいただけます。

    ダウンロード
    雲イラスト
太陽
島A 島B
釣り人
釣り人
鳥A 島B